YAPCとは?
YAPCは"Yet Another Perl Conference"の略称です。元々アメリカのPerl Conferenceがルーツで、OSCON等の高い参加費を払わないと参加できないカンファレンスではなく、Perlに関係する人なら誰でも気兼ねなく参加できる「草の根活動」的なカンファレンスとしてはじまりました。
YAPCはYAPC::NA (北米)、YAPC::EU(欧州)、YAPC::SA(南米)などを含む世界各国で開催されています。草の根活動なので、特にこれらのイベントの運営を取り仕切る団体はおらず、YAPCを開催したい人が手を挙げて開催すればよい、という仕組みです。日本では2006年より宮川達彦氏などを中心に開催されており、2009年からは規模の増加に伴い、JPAが直接的・間接的に運営をサポートしています。
これらの中でもYAPC::Asia Tokyoは毎年国内外から多数のゲストを招聘し、国際色豊かなカンファレンスであるだけでなく、参加人数でも世界最大のYAPCとして知られています。またJPAは運営の裏側にいるものの、基本的にイベント本体はボランティアによる運営によって成り立っており、そのような催し物としては珍しい規模の成功を収めています。
どんな人が参加するの?
YAPCはもちろんPerlのカンファレンスですのでPerlに興味のある人が参加する傾向が強いですが、YAPC::Asia Tokyoに限らず、YAPCは「講演を聞きに行くイベント」ではなく、「様々な技術者と直接交流するためのイベント」としての傾向が強く、カンファレンスというよりお祭り色が強いイベントと言えます。このため、参加者も実に多岐に渡り、Perlというくくりだけで判断すると良い意味で期待を裏切られるかもしれません。
これまでもPHP, Python, Haskell, Javascriptなどの他言語の発表の他、システムを運用するためのティップス、エンジニアのマネジメントなど、Perlは関わってくるものの、主題ではないトークが多数発表されてきました。
もしこれを読んでいるあなたがこれまで「YAPCは聞いたことあるけど、Perlを知らないと面白くないのでは?」と思っていたのであれば、是非一度参加をご検討ください。
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YAPC::Asia Tokyoに協賛していただけると、何百人もの優秀な技術者達の目に御社の会社が目にとまる事になります。事実毎年YAPC::Asia Tokyoに参加した縁で転職や就職を決めた方が何人もでています。
他媒体と比較するとコストパフォーマンスの大変高いマーケティング効果を得られますので、是非ご検討ください
ボランティア
YAPC::Asia Tokyoは毎回多数のボランティアの方々に支えられて運営がなりたっています。イベント開催の半年程度前からボランティアの募集をYAPC::Asiaサイト上で行いますので、興味がある方は是非ご連絡ください
YAPCを開催してみませんか?
YAPC::Asiaはこれまで運営者が関東近辺に住んでいたということもあり毎回東京で行われてきましたが、場所を限定しているわけではありません。それよりYAPCというものはやりたい人が開催してしまえば良いのです。 本気でこのようなイベントをしてみたいと考えている方、地元でPerlのカンファレンスを開催してみたいという方、是非JPAまでご連絡ください。可能な限りの支援をさせていただきます